猛暑予想が伝えられる今年の夏、その土用の丑の日は、7月30日。
ビタミンAB群が豊富で栄養価の高いウナギ。万葉集の時代からウナギを食べえて夏を乗りきる習慣があったとされますが、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が定着したのは江戸時代の中期といわれています。
ウナギといえば蒲焼ですが、江戸が発祥とされ、代表的な江戸の郷土料理となっています。蒲焼の由来はいろいろ伝えられていますが、当時は、ぶつ切りしたウナギを串に刺して焼くだけの安価な屋台料理として広まったそうです。
但し、このニホンウナギは、2014年6月に、スイスに本部のある国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種「レッドリスト」に登録されました。日本経済新聞によると、日本、中国、台湾、韓国で幼魚(シラスウナギ)の養殖の量を減らすことで合意して規制を設けているとのこと。また、絶滅から救う打開策として、完全養殖が期待され、実現していますが、量産や商業化には少し時間がかかると伝えています。
そのためか価格が気になる今年のウナギ。されどやはり夏はウナギ。先のことはわからないけど丑の日には、やっぱり蒲焼を食べて今年の夏を乗り切りましょう。